共働き家庭が増える中、「子どもに留守番をお願いしたいけれど、まだ早いかな?」と悩む保護者の方はとても多いです。
法律で「何歳から留守番できる」という明確な決まりはなく、最終的には家庭ごと・子どもごとの判断になります。
この記事では、留守番を始める時期の目安、学年別のポイント、始める前に確認したい3つのチェックポイント、5大ルール、そして親の不安を減らす便利グッズまでをまとめました。
我が家や周囲のママ友の現在の留守番状況
小学5年生と3年生の男児、年中の女児がいます。
小学生2人は現在2~3時間程度留守番ができます。
周囲のママ友は3年生頃になると長期休み中は1日中ひとりで過ごしているところもあるようです。5年生の長男の友人は留守番を朝から夕方までひとりでしている子は珍しくありません。
とはいえ、近くに祖父母が居たり、長期休みは数日間祖父母宅へ泊りに行ったりと工夫しながら過ごしているようです。
小学生の留守番は「いつから」始める?世間の平均と学年別の目安

多くの家庭は「小学校低学年(1〜2年生)」からスタート
実際には、小学校低学年のうちに留守番を始める家庭が多いようです。きっかけとして多いのは、次のようなケースです。
- 学童保育を嫌がるようになった
- 放課後の過ごし方を、子ども自身が選びたがるようになった
学童に入れていても、「自由に過ごせない」「教室から出ては行けないと言われる」といった不満が出てくるようです。

学童に楽しく行く子もいるようなので、子どもと学童との相性もあるかもしれません。
小学生の留守番:学年別の特徴と判断基準
先輩ママやネットでの口コミなどを参考に学年別の留守番判断基準をまとめてみました。
1〜2年生:短時間から、親のサポートが前提
まずは30分程度の短い時間から始めましょう。
留守番中のルールを覚えきれなかったり、予想外の出来事にうまく対応できなかったりする年齢です。親のサポートと、事前のシミュレーション(予行練習)が欠かせません。
3〜4年生:少しずつ時間を延ばせる時期
行動範囲が広がり、自分で考えて動ける場面が増えてきます。
1〜2年生で慣れてきたら、留守番の時間を少しずつ延ばしていきましょう。友達との約束や、一人で外出したがる場面も出てくるため、ルールの再確認が必要です。
5〜6年生:留守番自体はぐっと楽になるが、ネットに注意
留守番そのもののハードルは下がります。
その一方で、インターネットやスマホ、ゲームの利用ルールが大きな課題になります。
留守番中は親の目が届きにくいため、利用時間や使ってよいサイト・アプリを事前に話し合っておきましょう。
年齢よりも大切!子どもが留守番できるかの「3つのチェックポイント」
学年はあくまで目安です。
次の3点を、お子さんの様子と照らし合わせて確認してみましょう。
- 「留守番が怖い」と極度に怖がらないか
不安が強いまま始めると、子どもにとって大きなストレスになります。「やってみたい」「ちょっとならできそう」という前向きな気持ちがあるかを見ましょう。 - インターホンや電話に出ないなどのルールを守れるか
「出ない」「開けない」といった約束事を理解し、実行できるかが重要です。 - トイレや簡単な飲食を1人でできるか
トイレ、飲み物やおやつの用意など、基本的な身の回りのことを一人でできることが最低限の条件です。
この3つがおおむねクリアできていれば、短時間の留守番を試してみるタイミングといえます。
トラブル防止!子どもだけで留守番させるときの「5大ルール」

① インターホンは絶対に出ない
宅配便や訪問者、知らない人への対応は「出ない」が基本です。宅配の受け取りは、再配達の依頼や宅配ボックスで親が対応しましょう。
② 鍵の開け閉めは慎重に
帰宅時は、周りに人がいないか確認してから素早く鍵を開けて入り、すぐに施錠します。
一人で留守番していることがわからないようにすることが防犯上大切です。
「一人で留守番している」ことをSNSやゲームのチャットに書かないことも、あわせて伝えましょう。
③ 火や電気ストーブ、ガスコンロは使わせない
火災ややけどを防ぐため、火や暖房器具、調理家電は使わないルールにします。
食事をする場合は、レンジで温めるだけ、またはそのまま食べられるものを用意しておくと安心です。
④ 外出しない・友達を家に入れない
留守番中は、原則として家から出ないこと、友達を招かないことを約束します。
万が一、お友達とトラブルになったりケガなどがあったときに責任を負えないため親の不在時に友達を呼ばないように説明しておく必要があります。
どうしても出かけたい場合は、必ず親に連絡してからするように伝えるといいでしょう。
⑤ 困ったときの連絡手段を徹底する
親の携帯電話の番号、近くに住む親戚や信頼できる人の連絡先を、見やすい場所に書いて貼っておきます。
「何かあったらまず連絡」を合言葉にしましょう。緊急時の110番・119番のかけ方も、あわせて練習しておくと安心です。
【事前準備】留守番の不安を解消する「我が家のルーティンづくり」

まずは「休日の短時間」から予行練習をする
いきなり長時間ではなく、親が在宅している休日に、15〜30分程度の「ためし留守番」から始めましょう。たとえば、近所のスーパーまで買い物に行って帰ってくるだけでも十分です。帰宅後に「どうだった?」「困ったことはなかった?」と振り返ると、子どもの不安や課題が見えてきます。
災害時や不審者への対策を具体的に話し合っておく
地震や火事が起きたとき、知らない人が訪ねてきたときに、どう動くかを事前に話し合っておきます。
- 地震:机の下に隠れる、揺れがおさまったら靴をはいて安全な場所に避難する
- 火事:すぐに外に出て、近所の人に助けを求める
- 不審者や訪問者:出ない、返事をしない、親に連絡する
「もしこうなったらどうする?」とクイズ形式で話すと、子どもも楽しく覚えられます。
おやつや飲み物はあらかじめ準備しておく
おやつや飲み物は、子どもが自分で取り出せる場所にまとめておきましょう。「何を食べていいか」を決めておくと、台所で悩んだり、火や刃物を使おうとしたりするリスクを減らせます。
現在の我が家の留守番対策グッズ

留守番の機会がまだ少ない我が家では、ひとまず以下の対策をしています。
アレクサ
アレクサをリビングに置いているため、アレクサアプリを通して外にいる際に連絡が取れるようになっています。
月額料金等がかからないため、自宅での留守番用としては十分です。ただし、持ち歩くことはできないため、自宅から子どもが出かける可能性がある場合には不十分かもしれません。
スマートフォン
我が家は安い端末に、格安SIMを入れて自宅に置いています。
長時間使用したり、ゲームやSNSなど他の用途に使用することはないため低価格なスマホ本体でも問題ありません。「何かあればいつでも繋がれる」という安心感があればOKだと思います。
親の不安をグッと減らす!おすすめの防犯・見守りグッズ
留守番の機会が多い家庭では次のようなグッズを充実させると親子ともに安心感が高まるでしょう。
① 室内を見守る「ネットワークカメラ(見守りカメラ)」
スマホから室内の様子をリアルタイムで確認でき、帰宅したタイミングもわかります。カメラによっては、スピーカーとマイクで会話もできるので、「おかえり」「宿題がんばってね」と声をかけることも可能です。
リーズナブルで設定が簡単な見守りカメラを選ぶのがポイントです。
選ぶときは、「画質」「通話機能」「録画の保存方法」「スマホアプリの使いやすさ」をチェックしましょう。なお、カメラを設置することは、子どもにも事前に伝えておくと安心です。
② 居場所がわかる「子ども用GPS」
子ども用GPSは下校から帰宅までの移動を、リアルタイムで把握できます。「ちゃんと家に着いたかな?」という不安を減らせるのが一番のメリットです。
月額料金が手ごろで、位置情報の精度が高い端末を選びましょう。BoTなど、ランドセルやカバンに入れやすい小型タイプもあります。
料金は端末代と月額の両方がかかる場合が多いため、比較して選ぶのがおすすめです。
③ 鍵の紛失を防ぐ「スマートロック」
「鍵をなくした」「忘れて家に入れない」は、低学年によくあるトラブルです。暗証番号やスマホ、カードなどで解錠できるタイプなら、鍵を持ち歩く必要がなくなります。子どもが帰宅したときに、親のスマホに通知が届くタイプもあり、帰宅確認にも便利です。
賃貸住宅の場合は、貼り付けタイプなど、工事不要で取り付けられるものを選びましょう。
連絡手段はどうする?キッズケータイ・スマホの導入目安
留守番中の連絡にキッズケータイは必要?
留守番中に何かあったとき、すぐに親へ連絡できる手段があると、子どもも親も安心です。防犯ブザーやGPS機能、通話・メッセージ機能を備えていることから、低学年のうちからキッズケータイを持たせる家庭が増えています。
自宅に固定電話がある場合は、それを使う方法もあります。
おすすめのキャリア・料金プラン
大手キャリアのキッズケータイは、見守り機能や保護者向けの管理機能が充実しているのが特徴です。また、親の回線とセットで割引になるプランを用意しているところもあります。
- 大手キャリアのキッズケータイ:機能が充実していて安心感が高い
- 格安SIM:月額を抑えやすく、親の回線とセットでお得になるプランもある
料金プランは変更されることがあるため、契約前に各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
親の古いスマホに格安SIMを入れる方法も
使わなくなった親のスマホに格安SIMを入れて、子ども用の連絡手段にする方法もあります。端末代を抑えられるのがメリットです。一方で、そのままだと自由にアプリやWebが使えてしまうため、フィルタリングや利用時間の制限などの設定を忘れずに行いましょう。
まとめ|まずは短い時間から「親子で安心できる環境」を作ろう
- 留守番を始める時期は、周りと比べて焦らず、子どもの様子に合わせることが大切です。
- まずは休日の短時間から始め、「5大ルール」と「3つのチェックポイント」を親子で確認しましょう。
- 見守りカメラ、GPS、スマートロック、キッズケータイなどの便利グッズを上手に活用して、親子ともにストレスの少ない留守番環境を整えましょう。
最初は誰でも不安なものです。小さな成功体験を積み重ねながら、お子さんの「できた!」を一緒に喜んであげてください。

