夢の商店街「オシゴト」とは
夢の商店街は一般社団法人ユメ・フルサトが企画している小学生向けのキャリア教育イベントです。
経済のしくみを楽しく学ぶことができる素敵なイベント。
イベントの参加内容は「お店屋さん」と「オシゴト」に分かれており、お店屋さんは文字通り各自のブースで自分がつくったハンドメイド作品を販売したり、不用品を販売します。
「オシゴト」では、夢の商店街の運営等のお手伝いをしながら労働によって対価をもらう経験ができます。
オシゴトによって得られた通貨(むすび通貨)はお店屋さんにて使うことができ、仕事で得たお金でほしいものを購入するという経済のしくみを経験することができます。
キッザニアの縮小版というイメージでしょうか。(キッザニア未体験なので、あくまでイメージです。)
我が家の小学2年生、長男が実際にオシゴトを体験してきたのでレビューしたいと思います。
開催地は全国各地
公式サイトでは随時、新しい開催地の情報がUPされています。
全国各地で開催されているので近くの街が開催地になっているときを狙って予約しましょう。
当日の流れ(オシゴト)
事前に公式サイトから予約を行います。定員になり次第受付終了されるため、早めの予約が大事です。
仕事をしたい場合は「オシゴト」を選択して、決済を行います。
開催日の3日前に、当日の受付開始時間がメールで届きます。
夕方に届いたので、日中に届かなくてもあせらず待ってみてください。
領事館で受け付け
当日は、領事館での受付開始時間までに指定されている場所へ出向きます。
時間ピッタリに案内されますので、あまり早く行き過ぎても遅れてもダメ。
受付は、保護者の付き添いは不可と書かれていたので不安でしたが、小2の息子でも案内に従って無事受付して出てくることができました。
ハローワークで仕事をさがす
ハローワークがなかなかの混雑!仕事を求める人(こども)たちが行列。
働くことができる仕事も、時間ごとに人数が決まっており、定員になると募集が終了されてしまいます。
ハローワークに行くタイミングによって選べるオシゴトの数にかなり差があります。
事前に「やってみたいな~」と言っていた職業ができるとは限らないので、あまり期待しすぎないほうがよさそうです。
現実の社会もやりたい仕事に就けるとは限らないものね・・・
1度目に希望したものができなくても、2度目はできるかもしれないので何度も挑戦してみましょう。
また、年齢(学年)に応じてできる仕事が変わってくるので、低学年でも高学年でも、それぞれに適した仕事が楽しめますよ。
実際に試したオシゴト
説明のチラシには「時間内であれば、何回でもオシゴトをすることができます。」と書かれていますが実際に経験できた数は2個でした。
一緒に行った友人や別日に行った友人も2個のオシゴトで終了していたので、おそらく2個が妥当な数といえそうです。
広告(チラシ配り)
最初に体験したのは広告(チラシ配り)のオシゴトでした。
チラシが入った袋を持って、近くを歩いている人たちに手渡す仕事です。
人見知りなわが子にはめちゃくちゃハードルが高く、声をかけることができず時間ばかりが経過。
勇気を出してチラシを渡しても、スルーされてしまったり、「もう持ってるの」と言われてしまったり…ノルマとされていた10枚を配ることができませんでした。
今回体験した「広告」ではノルマが達成されないとスタンプがもらえず、なんと無給という結果になってしまいました。
お米屋さん
「お米屋さん」は息子が希望していたオシゴト。
2回目のハローワークで無事にお米屋さんのオシゴトをゲットしてきました。
お米屋さんでは、決められた量の米を袋に入れます。
1000gの米を軽量しながら袋詰めしていきます。(±3gの誤差まで可)
大人だと簡単にできますが、こどもにとっては思ったより難しい作業で苦戦していました。
あと10g、ということがわかっても10gの目分量が経験の中にないのでたくさん入れようとしてしまったり、全然足りなかったり。
お米屋さんはノルマはなかったようで、無事にスタンプをゲットすることができました。
給料をもらって買い物した商品
銀行へ向かって、スタンプの数と同じ枚数のむすび通貨を給料としてもらいます。
参加特典としてはじめから4むすびはもらえていたので、長男が手にしたのは米屋さんの1むすびを合わせて全部で5むすびでした。
お店屋さんとして出品されているお店はとても多く、どのお店の品物を購入するかとても悩みました。
値段設定もさまざまで、1むすびで購入できるものから、中には20むすび必要なものまでいろいろなお店があります。
ちなみにむすび通貨は、20むすび=1000円で追加現金で購入することもできます。
まずはザっと下見をして、長男が最終的に選んだものは以下のものでした。
- スーパーボールくじ(1むすび)
- バルーンアート(2むすび)
- 不用品販売からキーホルダーとタオル(各1むすび)
自分で手に入れたお金で好きなものを買うのはうれしいね!
わが子の感想
始める前は、人の多さに緊張して「やっぱりやりたくない・・・」と言っていた長男でした。
実際に仕事を始めるとイキイキしており、終わったころには「またやりたい!」と満足そうにしていました。
次回近くに来ることがあったらまた参加したいと思います。
親は同伴できない?
最初のメールの段階で「領事館での受付は本人のみで並んでください」と書いてありました。
体験中、終始離れていなければいけないのかと少々不安になりましたが、大丈夫。
受付やハローワークなど、こどもたちが大勢集まる場所では混雑回避のために少し離れて待つことになりますが、オシゴト中は近くで見守ることができました。
声をかけたり、アドバイスすることもできましたよ。
スタッフの方も丁寧にサポートしてくれるので、困ることはありませんでした。
低学年のお子さんでも安心して参加できるよ。
参加するときのコツ
午前より午後のほうが空いている
わたしたちが参加した日程では、午前の予約があっという間に埋まってしまいました。
午後の枠は当日も空きがあったようなので、午後のほうがゆったりと仕事を選ぶことができた可能性があります。
予約は早めにする
受付時間が遅くなると、仕事をする時間が必然的に少なくなります。
受付時間はおそらく予約順だと思われるため、スケジュールが公開されたらすぐに予約を取るのをおすすめします。
まとめ
夢の商店街は、楽しみながら経済のしくみ、世の中のシステムを知ることができる素敵なイベントでした。
気になっている方はぜひ、参加してみると良い経験になりますよ!