マトリョミンを買ってみたけど、どんな曲から練習すると良い?
おすすめの練習曲をおしえてほしい
マトリョミン初心者が独学で練習する場合にお勧めの曲を紹介します。
教室に通わずにご自身で練習される場合を想定しています。
基本的なチューニングや演奏方法などはこちらの本が参考になります。
著者であり私の師匠である竹内正実先生がテルミンに出会うまでやマトリョミン開発の歴史なども書かれており興味深い1冊です。
マトリョミンの練習に必要なもの
極論を言えば、マトリョミン以外に絶対必要なものはありません。
しかし、誰かに聞いてもらえるような演奏を目標とするのであれば、以下のものを準備すると良いです。
- ピアノやキーボード
- 楽譜
- 伴奏音源
ピアノやキーボード
ピアノやキーボードなど出だしの音を確認できるものが必要です。
楽器をお持ちでない方や、外出先で音合わせをしたい際にはスマホのピアノアプリを使用されると良いです。
出だしの音だけでなく、弾いているうちにピッチ(音程)がずれてしまい混乱してきたときには、適宜正しい音を聴いてマトリョミンから出る音を合わせるようにしていきます。
マトリョミンの演奏に向いている曲
- テンポがゆっくりの曲
- 音の跳躍が少ない
- 1オクターブ程度の間にすべての音がある
- 同じ音の連続が少ない
テンポがゆっくりの曲
初心者は音程を探りながら弾くため、テンポが速いと音を捉えられる前に次の音になってしまいます。
なるべくテンポがゆっくりの曲を選曲しましょう。
伴奏音源の再生速度を変更できる場合は、速度をゆっくりに変えて練習すると音程の練習がしやすいです。
音の跳躍が少ない
音が大きく変化するところでは、手の動きが大きくなり音程が取りにくくなります。
初心者はなるべく音程の変化が少ない曲から練習すると良いですよ。
1オクターブ程度の間にすべての音がある
鳴らす音の幅が広くなると、音程の調整が難しくなります。
また、指の形を変化させて弾く方法(テルミン式と呼ばれます)では、1オクターブの間は指の形で制御が行いやすいですが、それ以上になると肘の動きを伴ってくるのでより音が捉えにくくなります。
同じ音の連続が少ない
ドー・ドーなど同音が続く場合、マトリョミンではほんのわずかにピッチをずらすことで区切りを明確にさせます。初心者はずらす幅がうまく掴めず、区切りが分かりにくくなりやすいです。
同音の連続が全くない曲はほとんどないのですが、できるだけ少ない方が良いですよ。
「カエルのうた」の最後なんてとても難しいわ!
初心者におすすめの曲【具体例】
- エーデルワイス(リチャード・ロジャース)
- アメージング・グレイス(ジョン・ニュートン
- 野ばら(ウェルナー)
- 四季の歌(荒木とよひさ)
- 少年時代(井上陽水)
- 歓びのうた(ベートーベン)
- 聖者の行進(アメリカ民謡)
- 埴生の宿(イングランド民謡)
上記の8曲が初心者でも取り組みやすく、耳にもなじみのあるものになっています。
知らない曲は弾きにくいので、口ずさむ程度には知っている曲を弾いてみるとよいですよ。
終わりに
独学でもマトリョミンは演奏することができます。
まずは上記に挙げたような曲から練習してみてはいかがでしょうか。
もっと丁寧に習いたい!という方はオンラインレッスンなどを受ける方法もありますよ。
マトリョミンの開発者である竹内正実先生から直々に指導をうけることもできます。くわしくはこちら。(mandarinelectronの公式サイト)
一緒にマトリョミンの演奏を始めませんか?